1994.3

ヨーロッパ

 

大学の4人組キングボンビーズの卒業旅行、ヨーロッパを列車で廻る旅行記の始まりですよ。何しろ10年以上前だから記憶が定かでなく、デジカメもありません。資料も特に無いので名称等が間違っていたらごめんなさい。話半分かもしれませんが面白いですよ。

(イメージ写真は提供して頂いた物ですので、無断でのご使用は遠慮下さい。)

 

計画

移動は列車、宿はその日探す、各個人の希望の国は廻る、スキーをする、行きと帰りの飛行機は変更不可、そして経費削減の貧乏旅行ぐらいの計画です。列車で廻るのは自分の希望で、またユーレイルパスといって各国共通の確か15日間有効の列車乗り放題の切符があり(かなりお値打ち、4〜5万程度)、ちょうど都合が良かったのです。というわけで列車の段取担当(トーマスクック時刻表がバイブルです。)は自分になりました。

 

出発

自分の下宿先に前日6時に集合して計画を練り、翌朝名古屋空港を発つ予定ですが。

7時・・・

8時・・・

誰も来ない・・・

どうなってるの?

さすがに電話した。2人は9時ごろ来て泊まり、1人は翌朝来るという予定に変更だそうだ。連絡しろよ(怒)、まったく出足から大丈夫かよ?まあ予定通り飛行機に乗れているから許そう(当たり前!)。

 

機内

さあ、お決まりの機内食で友人Yやってくれました。確かフィッシュorチキン””レッドプリーズ?”それワインでしょ!。

自分も一発、友人Hは愛煙家なので喫煙に付き合わされて、その場で外人と早速英会話のトークが始まる。イギリスには何日滞在します?の質問に自信満々に”2日”・・・ところが大爆笑?

は?????

どうも学校の休みは何日という質問だったらしい。よく考える、2日でヨーロッパ旅行が出来るか?なるほど面白い!その後two daysと後ろの席で笑う声が何度も突き刺さる(泣)。

韓国経由イギリス着(飛行機代削減)だが、14時間は飛行機嫌いの自分には、さすがにキツかった。いつモニターを見てもロシアの上空を永遠と飛んでいます。

 

イギリス

初の海外ですが、夜に到着のこともあり、あまり実感が沸かない。さすがにこの日のホテルを予約しておいてよかったが、いきなり時差ぼけです。翌朝ロンドン行きのバスに乗る為空港へ歩きます。

歩きます・・・

歩きます・・・

着きません。

交通費削減も基本ですが、考えてみれば空港は日本と比べ物にならないほど大きく、フェンスは国境みたいな物ですから簡単に入口はありません、結局タクシーで行きました。

ロンドン名物2階建バスに乗り、友人Y、K、はしゃぎすぎて運転手にイエローカードもらいました。バッキンガム宮殿では衛兵の交代を見れるはずが、空港への歩いた時間がロスになり、着いたら終わっていました。初日ですから仕方ない、ロンドンの街を見て廻り海外旅行に来た気分に思いっきりなります。

そしてカンタベリーに向けて電車でGO!夕方到着して早速B&B(ベッド&ブレックファースト、1泊朝食付です。)を押さえて夕食へ、適当にレストランに入り食べますが、これがマズイ!その後もどうもイギリスの味はなじめません。本来なら食事の基本は、マックかスーパーで済ますのですが、ここはそれらしきものがありませんでした。

翌日カンタベリーの街と、たしかカンタベリー寺院だと思いますが、見学して港町ドーブァーへ電車でGO!(ここまで電車の段取りに問題は皆無。)ドーブァー海峡横断のフェリーに乗り込みます。

「写真提供:michan (c) All rights reserved.」

 

フランス

フランスの港町に着き、ここでユーレイルパスに日付けを記載してもらいますが、パリ行きの電車が無い?たしか遅れていたような覚えがありますが、待ちぼうけです。パリは経由するだけで、夜行列車に乗って翌日にはバルセロナに居る予定ですが、まあ多分大丈夫だろうと電車段取担当は思う。

やがてパリ行きの電車に乗りますが、予定しているバルセロナ行き夜行列車には時間的に厳しいし、もちろんチケットは予約していない。パリ北駅?に到着、急いで地下鉄に走って乗り込む、それが車内が汚いは、臭いは、人が一杯で時間が迫るはでと、皆自然と無口になる。パリ南駅?(ヨーロッパの大都市はこのように駅が分かれています。)でまた走るが、なんと予定の電車がすでに満席・・・

どうするの・・・?

夜も遅いし、皆さすがにテンパッテ(マージャン語で最後の詰めをする段階)来た。ここは担当の責任を感じて考える・・・

ホームの電車を見る・・・

ん?

どこかで見た地名?それはスペイン国境の街だった!駅員に行き先を確認すると寝台車ではないが、間違いない。

助かった!

さっそく乗り込み、席を探す(自由席は貧乏の基本です。)、6人用コンパートメントでちょうど4人分空いているので同席を確認すると、男性2人はもちろんOKしてくれた。ほっと一安心して座り、チラッと横を見ると・・・

置いてある本には・・・

ワールド・ゲイ・ガイド?・・・・

ゲイ???・・・

ハイ!?!?!(汗)

自分と、友人Kが隣り合っていますが、そこは海外です。彼らはもちろん隠さず、2人の成り行きまで説明してくれた記憶がある。これからゲイで有名なスペインの街へ行くという。その後会話も尽き、就寝・・・が、隣のアジア系の男性は、自分の太ももを枕代わりにして寝始めた。まあいいか、何もしてこないし。

グー・・・

 

スペイン

翌朝、無事スペインに着きゲイカップルと笑顔で別れる。

バルセロナ行きの列車に乗り込むと、隣には可愛いおねいさんが、こちらに来て思うのは白人の女性は、年の割りにませて見えるので中学生ぐらいが可愛く見える。日本人はやっぱり白人には勝てませんね。

バルセロナ到着、なんとスペインは全く英語通じません!とりあえずホテルは押さえて、こちらは昼休みが長い(3時位までだったかな?)ので銀行で両替も出来ず街をブラブラ、夕食はお決まりのパエリア、こちらに来て始めて地元の食事がおいしかった。そして昼に予約しておいたフラメンコ見学へ

スゴイ!

カッコイイ!

感動しました!

とにかく迫力、歌声、ダンス凄いです。ある意味この旅行で一番感動したかも、スペインへ来たら是非、生で、できるだけ小さな酒場で見てください。変にショーじみているより面白いと思います。

翌日、おなじみのサグラダ・ファミリア寺院へ向かいます。天気はこちらへ来て一番の快晴、オープンカフェでおしゃれに朝食を取る(似合わねー!)。

しかし凄いですよ。この世の物とは思えないほどの今も建設中の建築物、人間の力って凄いですね。生きているうちに見る価値ありですよ。確か日本人が彫刻の責任者を務めていると、以前テレビで見た覚えがあります。

その塔へ登ることが可能なので登り始めますが、高所恐怖症(ハイ、電気工事でもかなりの致命傷ですので、高いところには理由をつけて自分から行きません。)の自分には自殺行為です。途中何度も引き返そうと思いますが、もう二度と来れないからまさに必死に登ります。そこからの街の景色もバツグン!です。

さて今夜は夜行列車(夜行列車は長時間移動と宿泊を兼用でき、しかもパスがあるのでかなりの節約です。)でスイスへ移動ですので、先回の経験を踏まえて万全の準備、駅では英語が通じないので、想定されることを全てスペイン語のメモにして切符を買います。そして早めに駅へ

完璧でした!

スペインも最高でした!

しかし凄い駆け足での観光でしょ、実際はもっと内容がありますが忘れて思い出せませんので、印章深い失敗談がメインになっています。

 「写真提供:michan (c) All rights reserved.」

 

スイス経由〜再びフランス

翌朝ジュネーブに到着します。

寒い!

3月ですからヨーロッパはまだ寒いのですが、スペインはTシャツで0Kでしたので、この差が身に応えます。ここからはフランス・シャモニーへバスで移動です。

ハイ到着(記憶がありません)!

早速ホテル探し、そこは貧乏旅行、従業員用の屋根裏部屋を格安でGETです。そしてMt.Blanc?へロープウェーで登ります。

天気も良くなりまさに絶景です。

帰りのロープウェーの駅で、フランス人のグループと暇つぶしの英(仏)会話のなかで、”フロームジャパン”と言うとちょっと不機嫌そう、聞くと英語(アメリカ)の”ジャパン”ではなく”フランス語のジャポンと言ってくださいと言う事らしい。海外の人は日本人と違い愛国心が強く、フランス人はアメリカが好きではないということが良くわかった。

街を観光してホテルへ到着、今回は一般客と同じフランス料理の夕食付ですが、小汚い4人組は浮いています。しかも友人Kの肉料理の中に・・・

何?

ナット?

これ”ナット”じゃん!

なんとナットがソースにからめてあります。(ナットはボルトネジを締め込む金属の部品で、料理されたという実績は聞いたことがありません。)

値切った嫌がらせか?場違いな嫌がらせか?みんなで大爆笑!友人Kが勇気を持って、ウエーターに直訴しますが、”フン!バカなこと言うな!”といった感じで相手にされません。高級フランス料理に小汚い4人組では、説得力が無いのも当然。(ほんとにナット入っていましたよ。)

翌日早くもシャモニーを電車で発ちます。

「写真提供:michan (c) All rights reserved.」

 

スイス

たしか1・・・シャモニーの後はスイスのローザンヌへ行ったはずです。ここではレマン湖を観光、しかし天気もいまいちでパッとしません。

「写真提供:michan (c) All rights reserved.」

たしか2・・・ローザンヌで一泊して次はモントルーでシヨン城を観光したはずです。

「写真提供:michan (c) All rights reserved.」

たしか3・・・その日の内にインターラーケンへ移動です。お気づきですか?そう電車担当のミスはありませんよ。ほとんどは前日夜にみんなで次の日の予定を決めて、その時間に応じて自分が列車の時刻を割り出して、最適な計画を立てます。意外とチームワークが良いです。

 

ここで友人3人を紹介します。

友人Kはバイタリティーで体が出来ているんじゃないかと思うぐらいで、アメリカの貧乏旅行も経験済み、計画、宿の交渉等グイグイみんなを引っ張ります。将棋で言うと”飛車・角”です。

友人Yは正義感とセンスの塊で、大雑把な他3人の欠点をまかなってくれる欠かせない一人です。こちらは”金・銀”。

友人Hはいつも自分と行動を共にし、自分と同じ田舎物の香りがプンプンしますが、4人組のリーダー的存在です。とりあえず”玉将”です。

ちなみに自分は”桂馬”かな?というか、しか残ってない!

 

インターラーケンでは日本語が使えるのにはびっくりします、それだけ日本人観光客はおいしいのでしょうか?シーズンオフも手伝って本来は休みなのですが、老夫婦が格安で宿を提供してくれました。

次の日はグリンデルバルト、ユングフラウヨッホへ登山電車でGO!ですが・・・天気はいまいち、標高が高ければ高いほど吹雪で最悪で、スイスアルプスの絶景を見渡すとことが出来ませんでした(泣)。

しかし途中電車の中で、一人旅の日本人と話すことが出来ました。見るからに悲壮感が漂っている彼は、イタリアへ行ってからこちらに来たそうですが、どうも散々だったらしく、絶えられずイタリアを離れたそうです。聞くところによると、バスでは業務員ぐるみでかなりの乗車賃をボッタくられたとか、観光名所の橋を見に行けば火事で無くなっていたとか、次から次に悲しいお話です。

さびしそうに去っていきました。

「写真提供:michan (c) All rights reserved.」

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翌日早朝にインターラーケンを発って、いよいよメインイベントのスキーをするツェルマットへ到着です。

翌日からのスキーをするためにホテル探し、食事の買出しで街を歩きます。あのマッターホルンも昨日までの天気が嘘のように青い空に映えます。お土産屋さんに入ると、親しげなおじいさんがいました、聞くと日本人が大好きらしく、いきなりお店を閉めて”コーヒーを飲みに行くぞ!”と言われ、あ然・・・としながらも着いていきます。途中街の人が”じいさん、またかい!”と言っているような感じで声を掛けてきますが(ほんとかどうかはわかりません)、別段怪しそうではないので気にしません。話した内容は覚えていませんが、結構短い時間で”おばあさんがそろそろ帰ってくるから帰る。”といってコーヒー代を払って行ってしまいました。(何年か後に友人Kが訪れたときは、まだ健在でしたが旅行に行っていなかったそうです。)

と、その夜・・・・

宿の屋根裏の雑魚寝部屋で寝ますが、なにやら怪しげな声が聞こえてきて目が覚めます。

ニャン〜・・・ニャ、ニャン〜・・・ニャ〜ン・・・(猫ではありませんよ。)

は?・・・・なに?なに?なに?

さすがに他の宿泊客も気付いている様子で、クスクス笑っています。

たしかそこは女性二人がいて、翌朝寝過ごすといけないのでと、自分たちに起こしてくれと頼んだはず?シーツみたいなので見えないように仕切ってあるが、自分たちの隣です。しかしどう見ても?(見れるわけありません。)聞いてもアベック?友人Kは音声だけでもと、ビデオを回します。小さい声で大爆笑!

と、その時・・・

パッカッーン!(怒りの真ん中ストレートです。日本記録159km?計測!)

なんと友人Yが仕切ってあるものに何か投げつけました。(なぜ投げたかはあえて聞いてませんが。)

シーン・・・

その後何も物音がしなくなり朝まで爆睡したと思いますが?

翌朝そこには影も形もありません、もう屋根裏部屋中、国境を越えてほんとの大爆笑でした!

忌まわしい記憶が消えるように今日はスキーです。とにかくスキー場のスケールが半端じゃありません。富士山より高い標高でスキーですし、傍らにはマッターホルンが望めますし、あるところでは雪崩が起き、リフトは日本のように座っていれば良いタイプばかりではありませんので疲れるし、一番印象に残っているのが、一日滑って疲れた後に、街まで降りるのに滑っていきますが、

着きません・・・

貧乏の宿命・・・

着きません・・・

滑っても、滑っても、着きません・・・

考えてみれば、行きは電車と、ロープウェーで登ったのだから・・・海外のスケールをいまだに学習できない猿4人組です。翌日も午前はスキーをして、午後は街で買い物で、確かこの日はお別れを言いにおじいさんの所に行き、またコーヒーを飲みに行って、おじいさんに非常に悲しがられた覚えがありますが?

「写真提供:michan (c) All rights reserved.」

翌朝ツェルマットに別れを告げて、ドイツへ移動でチューリッヒへ一日かけて電車でGO!チューリッヒで一泊してミュンヘンへ電車でGO!

 

ドイツ

旅も終盤ですが、さてここからが問題です。観光地巡りもやや疲れ気味で、テンションが落ちてきていたのでしょうか?自分の記億がほとんどありませんので、唯一の手掛かりの少ない写真と、その日付で精一杯思い出します。

まずお決まりのノイシュバンシュタイン城を観光します。説明が要らないほどの超有名スポットですね、ここでは電車の待ち時間で、帰りの飛行機のリコンファーム(予約の再確認)を友人Kが行いますが・・・これが後日?

「写真提供:michan (c) All rights reserved.」

ここミュンヘンあたりから”脱!貧乏旅行”として、食のドイツを満喫する為、夕食はリッチにレストランで済ませることに、ところがメニューがいまいち判りません?が勢いで注文してもハズレはあまりありませんし、他の国よりは美味しいと思います。

昼間は、コーヒー好きの友人Hと自分が、友人K・Yが精力的に観光している間に、カフェでコーヒータイムを優雅にしますが・・・いつもどう注文して、チップや料金をどう払うかに頭を悩ませ、適当にして逃げろ!で全然優雅でありません。

ロマンチック街道を、電車で格安宿に泊まりつつ(これだけは”脱!貧乏旅行”とは行きません。)、ローテンブルグ、ヴュルツブルグなどを経由して北上します。

そうそう1回久しぶりに電車担当がミステイクしました。たしか電車が行きたい方向とは逆に走り出したのです、といっても1区間だけの移動の話でしたので、皆笑って済みました(その後最後までミステイクは無く、無事電車の旅も終わります。)。

フランクフルトに入りそこから夜行列車でいよいよ最終目的地パリへ向かいます。ドイツはこれといった話題やハプニングが無く、寂しい内容となってしまいました。

「写真提供:michan (c) All rights reserved.」

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3回目のフランス

パリに早朝到着後すぐに、凱旋門、エッフェル塔、ルーブル美術館などの観光の為、通勤ラッシュの地下鉄に乗り込みます。

さすがに満員御礼で厳しいものがあり、再びパリの地下鉄の悪夢が、それは電車のドアが閉まる際ぎわに小学生ぐらいの男の子2,3人が飛び乗ってき、大胆にも自分の上着のポケットに手を突っ込んできます。相手は小学生、貴重なものは当然そんなところに入れていないといえども、黙って見ているのはかなりドキドキしました。獲物にありつけないことが判ったらしく、次の駅で彼らはすぐに降りて行きました。これが平和な日本と違う現実なのかと、弛んでいた気持ちにムチが入った感じでした。

気分を入れ替えましょう。フランスはパリジェンヌとパンが最高です!凱旋門、エッフェル塔に修学旅行に来ている中学生位の女の子、マジで可愛いです(よだれダラ〜)し、あちこちからするパンの臭いもたまりません。そしてシャンゼリゼ通り付近では、ブランドショップが立ち並びそこには・・・

へえ〜。

います。

います。

ほんとにいます。

ブランド袋両手に走り回る日本人のねえちゃん、おばはん!

しかも必ず団体行動。

これでは日本人は何処行ってもカモられます。と言いつつもミーハーな小汚い4人組は、汚い格好でブランドショップに偵察にいきます。当然冷たい視線がバシバシきます。汚い日本人めずらしいのでしょうか?

さらに、ルーブル美術館では、日本人団体観光客の振りをして紛れ込み、ガイドの説明を無料で、しっかりと聞かせていただきました(自分には訳が分りませんでしたが。)。翌日は某有名日本の百貨店にお土産を買いに行きます。と言うか、ブランドショップではさすがに高くて買えません。

「写真提供:michan (c) All rights reserved.」

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帰路

さていよいよヨーロッパともお別れです。シャルル・ド・ゴール空港(・の位置合ってます?)に向かい、航空会社の窓口でチケットをもらいに行きますが、なにやら友人K達の様子がおかしい?

なんと座席が一人分しか無い!

リコンファームが多分不充分だったのだろうか、友人Kは何とかしようと航空会社社員に必死に食い下がる。とりあえず待つよう言われ、おとなしくする。まあ卒業式までに帰れればいいし、ここまで楽しく過ごせたし、綺麗な空港で寝泊りしてもよさそうだし、さほど皆慌ててなかったが・・・友人Yが急に

電話してくる(怒)!

え?電話って?何処へ?日本は真夜中のはず。他3人は顔を見合わせて???この時、当時の彼女と付き合って間もない友人Yには、相当ショックだったのか?ややパニック状態です。

そして搭乗手続きが始まる。

何も言ってこない。

みんな搭乗していく。

何も言ってこない。

やっぱり、ダメか?

一人だけ帰っても仕方ないし・・・と

どうやら3人分は何とかなるらしい、しかもビジネスらしい、友人Kのお手柄です。搭乗はビジネスから先ですので、優先されて一気に飛行機に乗る、ここで3点差をひっくり返し、逆転満塁サヨナラホームラン!・・・しかし一番先に乗った自分はなんと、エコノミーに強制的に廻されてしまった。

ウソ!(3塁ベースを踏み忘れアウト!、おまけに前のランナーも追い越していて試合終了!

帰りも14時間かかるし、飛行機嫌いだし、悲しい気分(泣)、機内食を食べ数分後爆睡し、目が覚めると・・・

モニターには・・・

ウソ!

飛行機が北海道の上を通過しているではありませんか、夢か幻か!こんなうれしいことはありません、12時間近く寝てたのです。そして、友人Kが来て代わってくれるというので、

ハイどうぞ!(遠慮ありません。)

そして優雅なビジネスの朝食は・・・?

エコノミーの夕食より遥かに良い。(あ〜あ、ビジネスの夕食食べたかった。)

無事、日本国の土を踏みしめ、皆我が家に帰っていきます。

あ!思い出した、友人Hにこの時貸した帰りの交通費、返してもらっていません!

 

まあ、時効でいいです。

 

 

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