1998.9

カナダ

 

計画

今回は新婚旅行です。この時は仕事が忙しく、結婚式直後、嫁さんとは始めての海外なので、面白みには欠けますが無難なツアーにします。カナダの大自然を見たいと思っていたし、学生時代にも一度スキーで行くという話が持ち上がったこともあり、カナディアン・ローキーにはかなりの魅力を感じていました。

 

バンフ

まずは空路バンクーバーに入り、国内線でバンフ近辺の空港を経由して、バスでバンフに夕方に到着です。道中、時差ぼけもありますが、”なんて、ツアーは気楽なんだろう”と緊張感に欠けるので、ずっと寝ていた記憶があります。翌日は早朝から湖、氷河巡りなので早々に寝ます。

どれだけ、寝るの?

雲一つ無い快晴、やっぱり天気が全てです。観光バスから見える景色はすでにバツグン、アイスフィールド・パークウェイへ向かいます。途中休憩で、バスの運転手がマリオ(自分には”大洋のポンセ”)にそっくりなので、一緒に記念撮影。

しかし・・・

その運転手、やはりバスに戻ると、日本人観光客の残した荷物を必死にあさっています。気付く自分も凄いでしょう、これは貧乏旅行で養われた勘です。まあ、置いておく人間が悪いと思うので見過ごします(被害にあった人は安い勉強代だと思ってください。)。

まずはコロンビア大氷河に到着、この氷河も年々温暖化の影響で、後退していっているそうです。氷河には、タイヤが1.5mもある専用バスで移動して、実際にその上に立つことが出来ます。遠くから見ると凄いですが、その上に立つとスキー場にいる感じで、あまり感動しませんでした。

「写真提供:michan (c) All rights reserved.」

次はペイト・レイクに到着、始めてみるカナダの湖。

なんだコリャ!

「写真提供:michan (c) All rights reserved.」

まさに、絵葉書で見るような見事なエメラルドグリーンです。(提供頂いた写真は早朝)

ここは今日廻る湖の中でも、一番高台から見渡せるので最もきれいに見えます。スイスの水もきれいな色をしていましたが、たしか氷河が水源になり、それに含んでいる含有物でこのような色になると聞いた覚えがあります。つまり氷河あるところに、きれいな湖ありです。

次はボウ・レイク。

次はモレイン・レイク

次はレイク・ルイーズ

「写真提供:michan (c) All rights reserved.」

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なんか、省略しすぎでしょう?そうです最初があまりにも感動してしまったので、以降はあまりインパクトがありません。もちろんそれぞれが、すばらしいメジャースポットですよ。湖に関しては、朝の風が弱い時間帯が最も綺麗に見えると思います。

そうそう、レイク・ルイーズで、あまりにも大学時代の女友達に似た子を見ますが?まさかいるはずないと気にしません。

その日の夜は、街に出て夕食を食べますが、お決まりでメニューを見ても判りません、適当に頼むとこれが物凄い量で、あまり口に合わない、日本人の二人には、とても半分も食べられない量で、白旗上げます。

翌日はアクティブにいきます。

まずは乗馬。

こちらは山、川などを、実際に馬に跨って自然を満喫でき、途中野生の生き物にも遭えます。早朝一時間ほどですが、最高に気持ちが良かったです。

次は、嫁さんにはあまり良い顔をされませんでしたが、サイクリングです。

レンタサイクルはあちこちにありますし、国立公園内のきれいな川、池、山、湿地帯を巡りながらあちこち行け、最高ですよ。カナダの国立公園です、そのすばらしさは日本とは比較になりません。

「写真提供:michan (c) All rights reserved.」

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その夜はここでお土産を買うつもりでしたので、買いに行きますが・・・なにせ田舎の結婚式の後です、それは買う数量は多く、自分も、周りの人も、それを見てビックリ!どうにもならないので、お土産用にボストンバックを一つ購入して荷物が増えてしまいました。翌日の朝からはバンクーバーに移動です。

 

バンクーバー

空港からタクシーでホテルに向かいます。愛嬌の良いタクシーの運転手に、アイスホッケーの話をちょっとしたら、えらく機嫌が良くなり、ホテルまでマシンガンのように喋り続けます。こっちは英語はちょっとしかわからないので、後半は相づちのみです。昼からは近くのカナダ・プレイスに行き、3dの映画(映像?)を見ますが、繊細な自分には気持ち悪くてたまりません。その日の夜は、カップラーメンが急に食べたくなる衝動に駆られ、スーパーに走ります!(しかも雨の中)

翌日は昨日申し込んであった、湖での初フライフィッシングツアーです。

ガイドは日本人の男女で、しかも客は自分達だけで超気楽です。早速、フローター(って言うんでしたっけ?)に乗って、レッスンを受け開始です。意外と上手くロッドが振れます、リトーリーブをゆっくりしながら当りを待つのですが、トラウトは遊んでくれません。この時期はあまり釣れないそうです、結局3人で自分に1回当りがきただけでした。その場でなんと、ガイドさんの手作り弁当をいただいてツアー終了です。(この日からフライフィシングの第1歩が始まりました。)

街に帰るとバンクーバー市民憩いの場、スタンレー・パークに行きます。ここでは野生の人懐こいリスと遊んで、のんびり最後の日を過ごします。

「写真提供:michan (c) All rights reserved.」

 

帰路

帰りは空港で時間が結構あったので、ブラブラしていると、また・・・

大学時代の女友達に似た子を見ますが・・・

すぐ横にいます・・・

じっと見ます・・・

気持ち悪いぐらい本人です・・・

相手は気付いてないし、世界に3人はそくっりな人がいると聞いたことがあるし・・・

しかし似ていますが、違う・・・

声を掛けて間違っていたら恥ずかしいし、嫁さんもその子を知っているのに、気付いてないところを見ると、多分自分の思い込みが激しいのかと結論付けます。

ゲートのベンチで座って飛行機の搭乗を待っていると、またいます・・・

え!とういうことは、同じ名古屋行き?まさか・・・

今度はあちらが気付きました。

”えー!どうしているの?”

やっぱり本人でした。友人と遊びに来ていたそうです。

 

 

世界(世間?)は意外と狭いです。

 

 

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