目隠しラティス

(2008/2)

 

 

解禁したのを待っていたかのような、このところの寒さ。

そうなると、子供を相手にしながらの日曜大工が週末の日課となります。

まずは先回のテーブルの短辺方向にも、「筋かい」を取り付けて完成度を高めました。

 

これは南側の庭に面してる窓から見たアングルですが、奥の手作り物置棚とステンレス収納棚が丸見えです。

以前から気になっていたし、せっかく手入れを開始した庭の雰囲気が良くありません。

そこで目隠しのオリジナル「ラティス」を制作することにしました。

 

今回使用する木材は、使ってみたかった「WRC(ウエスタンレッドシダー)」にしました。

コスト面は、一般的な「2x4材」と「ウリン」のような高価な材料の中間と言ったところですが・・・結構高いです(泣)。

ホームセンターで購入可能、加工し易さ・木目・見映えが魅力的で、ウッドデッキ等にも頻繁に使われて、耐久性も結構良いそうです。

 

使用する金具類は「電気亜鉛メッキ製」なので、表面に「ローバル亜鉛メッキスプレー」を吹き付けて、さらに腐食防止対策をします。

これで効果があれば、SUS製品を購入するよりは、ありがたいコストダウンとなります。

 

基礎に支柱となる「ウリン」(先回からの余り)をビスにて取付。

 

ところが、埋め込まれていた金具が強度不足だったので、裏側にSUSのL型金具で補強しました。

もともとウッドデッキの基礎用なので、1700mmある柱にはしょうがないです。

 

基礎の掘削。

 

相手側のブロック塀と平行になるように「水糸」を張ります。

支柱を仮に建てて、「水平器」を使い垂直に立つよう調整します。

 

支柱の垂直を確認したら、しっかりと基礎廻りを埋め戻して、今度は「筋かい」を設置します。

この支柱をきちんと建てる作業が一番重要です。

 

相手となるブロック塀に金具を「アンカーボルト」で取付け、それに支柱をビスでしっかり取付します。

基礎の補強に使ったようなL型金具を使うより、この金具は水平・垂直軸方向それぞれの力に対して強いです。

いつも出来の悪い作品に対して、家族から頻繁に「軽いジャブ」をもらうので・・・

「強風に煽られて倒れた!」

なんて事になったら「1Rノックアウト」もいいところなので、今回は気合が入っています(笑)。

もちろん設計図なんてものは、今回も存在しませんが(汗)。

 

いよいよ板張りです。

一応木目の良し悪しを確認して、ホームセンターで選んできました。

 

板の間は、透かすと感じが良いかなと思って、15mm空けました。

風圧荷重が少しでも軽減されないかと言う考えもありました。

 

写真では木目がよく判りませんが、想像以上に良い感じです。

 

仕上げに木目を活かす為に「水性ステイン(クリア)」を塗装します。

 

庭にちょっとしたアクセントが付きました。

今回は大きな失敗も無く、非常に上手くいきましたし、出来映えも良いです。

一部始終を見ていた嫁さんの友人から、お褒めの言葉を頂きました。

最近、嫁も昔の「冷やかな目」から、「暖かい眼差し」に変わりつつあるのも小さな喜びです。

 

総工費 (新規購入品概算、工具除く)

1x4WRC(\450x17=\7,650)+金具(\700)+基礎(\1,200)=\9,550

  

←TOP