レンガ敷き、テーブル制作
(2007/10〜2008/1)
我が家とは・・・
こちらでは、いわゆる「離れ」という母屋とは別棟の建物です。
我が家の田舎では、子が両親と暮らす場合(同居とは意味合いが違いますが)は同一敷地内に「離れ」を建てるのが普通です。
都会に暮らす方は理解に苦しむかもしれませんが、格安の固定資産税と土地があれば、ハードルは意外と低いです。ほとんどが、一戸建と遜色無いものばかりで、なかには豪邸日本家屋の横にエキゾチックな「離れ」が並んでいる異様な光景もよく目にします。
我が家の場合は、両親がしびれを切らして段取りを始めてしまい、嫁さんの父親に挨拶に行かざるをえなくなってしまいました(汗)。
前置きが長くなりましたが、その我が家の「離れ」にも小さな庭があります。
昔から在るブロック塀を利用して、小さな庭が確保できるように「離れ」を建てました。
結婚2年目に「ビ○ォーアフター」の影響を受けたお父さんが、ブロックを敷き詰め、建築現場の廃材を利用したデッキを作りました。
残念ながらデッキは、廃材を使用したことによる痛みが激しく、さらにシロアリの攻撃に追い打ちを掛けられて、あえなく解体となりました。
今回はレンガ部分の面積を増やす事から着手です。
土いじりをしていると・・・
やはり、子供が臭いを嗅ぎ付けてきました(笑)。
まずは、レンガを敷き詰める部分を、レンガの厚み+100mmほど掘削します。
通常は「インターロッキングブロック」を使用するのですが、安い市販品のレンガで充分です。
同時に植栽部分も少し手を加えます。
本来は基準レベルを設定して、「水糸」を張って、砂を全域に敷き詰めて再度レベルを確認してから、ブロックを並べていくのですが・・・
1、その日に作業完了したい。
2、狭いエリアなのでレベルは現場合わせ。
3、目視の見映えが一番。←管理人の日曜大工のポリシー
以上により、材料の具合と相談しながら進めます。
完成!
コストダウンの為、数種類のレンガの寄せ集めです(汗)。
斜線の部分には、BBQ炉をレンガで造る予定です。
さあ、次は嫁さんのリクエストでテーブルを作ります。
デッキの教訓から、いい材料を使おうと思っていたら、現場でウッドデッキを施工していたので、その材料の残りに早くからツバを付けておいて拝借しました。
多分一般人が普通に買ったら\40,000程?の金額かも知れません。
これは塗装も奇麗にしてありますので、さらにお得。
ウリン(アイアンウッド)というインドネシア産の木材です。
↑リンク先に詳しくありますが、非常に重たく、堅く、耐久性抜群です。
ウッドデッキの材料として公共事業やディズニーシーに使われているという事から、テーブルにするのはもったいないくらいです。
必要な材料の切断はすべて完了。
堅いので加工が苦労するかと思いましたが、切断に関しては一般的な木材より若干堅いかなと感じました。
まずテーブルになる天板を座板に取付ます。
あらかじめ「充電ドリル」で「下穴」をあけておいて、長女に「充電インパクトドライバー」で「ビスもみ」してもらいます。
「下穴」をあけるのは堅くて苦労しましたが、「ビスもみ」は問題無く出来ました。
本当は「下穴」をあけるための「キリ」を2本も折ってしまいました。
ちょっとでも力の入れ具合が悪いと簡単に折れます。
早くも完成!
と、言いたいところですが「お父さん」は不満でしょうがないです。
1.「木工用ビス」の「ネジ山」が低いのが原因か、締めすぎるとビスが「バカ」になってしまいますし、効きが非常に悪いです。対策として「ネジ山」が高い「SUS製のコーススレッド」を使用することにしました。さらに「下穴」は「テーパー状のキリ」を使用することにします。
2.家に余っていた金具で脚の部分を組み立てましたが、木の強度に負け気味、その他手直しする所が多々あり。金具は検討してホームセンターで揃えることにしました。
手直し開始!
今度は座板は省いて、天板を受けている木材に、天板1枚ずつ上から「ビスもみ」することにします。
「下穴」をあけて、ビスの頭がテーブル面に収まるように、「皿取キリ」も使用します。
しかし問題発生、「コーススレッド」は「良く効く=もむ力が必要」。
ここに使用するビスは「首下」が長いものを使用したので、ビスが木の堅さに耐えれず頭が折れてしまうものが数本ありました。
この辺は始めて使う特殊な木材で、下調べを入念にしておけば良かったのですが、いつもの事・・・(滝汗)
あとで判ったのですが「ウリン専用ビス」があるようですし、コーススレッドも半ネジタイプを使用すれば良かったかも(泣)。
ビスはしっかりと効いているので、結局強引にすべてのビスの頭を折ってしまうことにしました。
これが手直し前の脚回りです。
金具を使わず大工さんの様に加工して組み立てる事も可能ですが、ウリン相手には流石に気が引けます(笑)。
この際ですから、全て解体して一からやり直しです。
これが手直し後の脚回り、この小さな金具を使って「筋かい」を省いてみましたが、やはり必要なようです。
プラスαで金具が極力目線に入らないように考えました。
その「筋かい」を加工するには、斜めに木材を切断しなければならないので、このような「丸のこ定規」を購入しました。
「う〜ん・・・(汗)。」思い切って「スライド丸のこ」を購入すれば良かったかな?
これで組立は完了。
ここにきて、ビスを上手く「もむ」為のコツがようやく判ってきました←遅い!
あとは天板のビス穴を「パテ処理」→「ヤスリがけ」→「塗装」して仕上げます。
「塗装」には「水性ステイン(マホガニー)」を使用します。
やっとこさ完成(笑)。
テーブルは天板のみ1回塗装(ビス穴部は数回)。
「スノコ」と「2x4材」を使用して製作したあったベンチは3回(天板部は10回弱)上塗りして、テーブルと色合わせしました。
こんなに苦労するとは・・・。
総工費は恐らく¥10,000を超えたかもしれません。←買った方が安いっちゅうに!(笑)。
でも、これがDIY(Do
It Yourserlf)の面白いところです。
総工費 (新規購入品概算、工具除く)
レンガ敷き
レンガ(\60x70)+砂(\0)=\4,200
テーブル製作(不要になった材料含)
ウリン(\0)+ビス(\2,500)+金具(\4,700)+塗料(\2,000)+パテ(\400)=\9,600